2020/12/31

師、走る

八幡さまに古い神札をおさめ、新しい神札をいただいてきた。
大祓はタイミングが合わなくて参列できなかった。
鶴岡八幡宮オリジナルマスクは千百円也。おそらく売り切れていましょう。


皆さまよいお年をお迎えください

2020/11/27

もみじ

ことしは台風の直撃もなく、塩害もほとんどなかった、と。
        
紅葉の期待が極めて大。
        
10月、11月、と穏やかな日が続いて過ごしやすかったなあ、と。
        
さていよいよこれから紅葉の本番だとさらに期待がふくらむ。

でもね、こないだ連休明けからけっこう強めの風がふいて紅く染まる前の葉っぱがガラス戸の向こうをパラパラと散ってゆくのが見えたんだよ。
二階のデッキをのぞいてみたら、黄色や赤く染まる前の葉っぱがもう山なりに積もっていたよ。

むこうのもみじの枝ぶりを眺めてみたら、先っぽの葉っぱはほぼ散ってしまっていてスカスカ。
地元の物知りに聞いたら、11月に寒暖差がほとんどなくて暖かかったから残った葉もきれいに色づいてもほとんどがすぐに散ってしまうでしょうネ、と。
ザンネンだなあ。

これからインフルエンザの予防接種をしてもらいにいきつけだった病院に行ってきます。
おもいおこせばその病院、5年前に取り壊して今年の夏頃に新しくなって再開したのだが、そのあいだいっさい病院、医院と名のつく施設に足を踏み入れたことがなかった。他の病院に行くのもめんどくさいからこの5年間定期検診にも行ってない。
ドキドキするなあ。注射打つだけだけど………。

写真は5年前の獅子舞

2020/11/10

鎮魂のカプルン

Kaprun, shooting on November 3, 2002

先日、朝日デジタルでもろもろチェックしていたらオーストリアのケーブルカー火災のコラムが目にはいった。犠牲になった当時猪苗代中学のスキー部に在籍していた息子が眺めた町をみたいと、家族が19年ぶりに現地に向かおうとしたがコロナ禍のせいで断念した、という記事だった。

事故が発生したのは2000年11月11日。
シーズン前の各国ナショナルチームのトレーニングバーンとして有名なキッツシュタインホルンの氷河へ上るケーブルカーがトンネルの中で火災を発生して155人の犠牲者がでたのだった。犠牲者の中には10人の日本人、トップデモだった出口沖彦と引率された9人のスキーキャンプ参加者が含まれていたのだった。
事故のことをあれこれ語るつもりはない。

………あれからもう20年も経つのか、と今さらながら驚いた。

無口だった出口沖彦の人なつっこい眼差しを思い出す。
インカレ時代からライバルだった金子裕之と出口、二人の名手を立山の雄山で撮影したことを思い出す。
雄山のバーンがあまりに広すぎて不肖佐助堂カメラを持っておたおたと右往左往。でも出口はなにも言わず、何度も何度も雄山の急斜面を歩いて上り、練達のスキーを見せてくれたのだった。
大鰐で開催された技術選の帰り、なぜか猪苗代にある出口の実家におじゃまして、母上お手製の黒糖蒸しパンをいただいたことを思い出す。
厳しい戦いを終えたばかりの出口だったのだが、自宅に落ちついて心底くつろいでホッとしていたあの表情が忘れられない。

今も、出口沖彦は愛娘を含めた9人の子供たちに優しい眼差しを向け、天国の雪の上で存分にスキーを楽しんでいるだろうか。

2020/11/08

真っ黄色

不肖佐助堂、久しぶりにアップアンドダウンのウォーキング。
例によってどこへ行き着くのかサッパリわからないけもの道をゆくぐーたらウォーク。

……と、いきなりカウンターパンチがドンッ。

オッカネー、とビビったわけじゃないが、ま、ここは素直に警告に従って人里に避難した。
が、どこに下り着いたのかさっぱりわからない。
名も知らぬ公園にイチョウが見事にこがね色に染まっていた。

2020/11/06

夕焼け


ぼけっと空を見たら雲がなかなかダイナミックに動いていたゾ
ほんの四分間ほどの5PMショー
紅葉に「ひとあしお先ーッ」というわけでもあるまいが……

photostream :
佐助堂サンセット

2020/11/03

鏡ヲ師トナス

きょうが三日間の公開最終日、目の保養にとあさいちで円覚寺にある国宝舎利殿へ行ってきた。

舎利殿は二年前の十月に鎌倉を襲った台風の被害からようやく修復完了。
去年はまだ台風の爪痕も生々しく残っていたのだけれどすっかりきれいに復活していた。
しばらく秋を探しに黄梅院という塔頭までぶらぶらした後、総門横の閻魔堂に立ちよって閻魔さまに挨拶して、隣のエンマ弓道場の稽古をのぞいてみた。
閻魔堂というのは円覚寺境内にある桂昌庵という塔頭のことで、「鏡ヲ師トナス」と書かれた張り紙が無造作に貼られている射場で何人かの達人たちが礼儀作法に則って稽古に励んでいた。

不肖佐助堂、中学生の頃、自宅に下宿していた高校の先生に無理やり押しつけられてすこしだけ弓をかじったことがあった。なかなか的中しないものだから最後は思いっきり天に向かって弓を引いたら矢が行方不明になって、こっぴどく絞られたのだった。弓をギリギリと引いて矢を放ったときはなかなか爽快な気分だったんだが日が沈んで暗くなるまで矢を探し回った。

鎌倉の紅葉はまだ、まだ。

photostream :
円覚寺舎利殿とエンマ弓道場

2020/11/02

みんな まってたんだなあ

きのう大学の同期会で半年ぶりに!東京に出た。
毎年この時期はマラソン大会なんかの撮影でなかなか出席できなかったのだが、ことしはすんなりと。
気のおけない面々と昔に帰ってワイワイガヤガヤいっとき楽しい時間を過ごした。

鎌倉に帰ってきたら空がなんだか真っ赤に焼けそうな雲行きで……。
あわててハアハアゼーゼーと息を切らせて材木座海岸へ直行したらたくさんの人影や、それに鳥影が空が赤く染まるのを待っていた。

不肖佐助堂、なんだかたそがれる気分じゃなかったぜー。

2020/10/22

ハロウィン明月院

久しぶりの明月ヶ谷。

総門横の橋の上、長らく、というかもう何年も包帯姿だった亀がようやく傷も癒えてスッキリとした姿でウサギとならんで参拝客のお迎えをしていた。いつ完治したのだろう。紅葉カウントダウンが始まっているというのになぜか境内のそこここであじさいがみずみずしく咲いていた。
それにしても、明月院、臨済宗建長寺派に名を連ね、山号を福源山という格式なんだが………
おや!まあ!!だなあ。

photostream :
ハロウィン明月院

2020/10/16

混沌のホワイトサーカス2021

アルペンスキー史上最も伝統と格式を誇るスイスのベルナーオーヴァーラント地方の名勝、ウェンゲンで来年の一月に開催されるラウバーホルンレース、組織委員会からけさメールがあった。

やはり、というか新シーズンのWC開催めぐって大混乱……。

<以下ヴェンゲン組織委からのメール抜粋>
「スイスで開催されるアルペンスキーWCは原則観客なしで開催」
スイススキー連盟、スイスWC各会場の組織委員会はFIS国際スキー連盟と協議を続けてきたが、スイスで開催される来シーズンのアルペンスキーWCは原則として観客なしで開催することを決定した。
サンモリッツ、アーデルボーデン、ヴェンゲン、クランモンタナ、レンツェルハイドで開催されるアルペンスキーWC、それにエンゲルベルクで開催されるジャンプWCも含めてすべて無観客。表彰式もなし。
フィニッシュエリアのグランドスタンドは設置されず、会場周辺の交流サイトも廃止。
<以上>
……さみしいネ。

とはいえ、レースの会場は広大なアルプス山中にあるスキー場。まさかスキー場を完全にクローズして、というわけにはいかないだろうから遠目に観戦することはできるかもしれない。

隣のオーストリアはといえば、あすとあさってソールデン(ゼルデン)のレッテンバッハ氷河で男女WCの開幕戦、大回転が開催されるのだが、とりあえず無観客。
クラシックレースが開催される一月のスケジュールに関してはこれから決定されるようだ。

キッツビュールで開催される伝統のハーネンカムレース、例年隣のザルツブルクに本社をおくRed-Bullから莫大な運営予算をもらってきたからかなり影響が大きいだろう。

2020/10/06

閻魔さまとキンモクセイ - 円応寺 -

三日前にはなにもなかったのにいきなりキンモクセイの香りがあたりに満ち満ちていて、これならお御堂におわす閻魔さまも、多少の悪事はお目こぼししてくださるのではあるまいか、とついふとどきなことを考えてしまった。



photostream : 
閻魔さまとキンモクセイ -円応寺- 
https://www.amazon.co.jp/photos/share/TeqicqzL5p7GRfm6517uewvVYQhJ8X8K9uF8goG7edJ

2020/10/03

笑い閻魔 − 円応寺 −

不肖佐助堂、はるかむかし、子供の頃は閻魔さまのことはよく聞かされた。
「嘘をついたら舌を抜かれる……」とか「地獄の三丁目……」とかけっこうこわい系のはなし。

これが弁天さまとか観音さまとかはむかしから好印象。
でもね、いつの間にか閻魔さまも自分的にけっこう好印象になっていたんだよ。
天園を歩き回るたびに尾根にある十王岩に彫られた閻魔さまに挨拶したあとは、いつも横に立って鎌倉の街を見下ろしているし。

なぜだろう、いつからだろう………。

北鎌倉建長寺の斜め前にある円応寺、ご本尊はかの閻魔大王像。
三途の川のほとりで死後の世界を振り分けるこわもての十王像も祀ってあるお寺なのだが、ご本尊と十王像は撮影禁止。そういう意味では不肖佐助堂的にはあまり魅力的ではないのだが、ひなびた趣がすごく好きな寺でもある。

この前久しぶりに参拝に伺ったらなぜか「撮影禁止」ではなく「撮影注意」の張り紙がしてあった。
ならば、と手にしていたコンデジですぐさま撮影注意に従って初めて閻魔さまの写真を撮った。

帰り際、お坊さまにお礼の挨拶をしたら、苦笑いしながら丁重に挨拶をかえしてくれた。

どうです?
閻魔さま、呵々大笑している風に見えるでしょ。
なんだかすきになりそうでしょ。

2020/09/23

中秋の名月どこいった

きのうがらにもなく鎌倉文学館へ行ってきた。 
いやなに小津安二郎という松竹大船撮影所で多くの佳作を生み出した名匠の特別展を見にいってきたのさ。きのうが最終日。

……というより「小津調」の世界を彩った美女たちを偲びにいってきたんだけどね。

いまはもうほとんどスクリーンで目にすることもないのだが、引退後ひっそりと浄明寺で暮らしていた原節子を筆頭に、山本富士子、団令子、岡田茉莉子、香川京子、司葉子、岩下志麻、もうちょっと古くて新玉三千代、淡島千景、小暮三千代、月丘夢路、杉村春子、鎌倉山で暮らしていた田中絹代、などなど………。

どの女優もきれいではつらつとしていたなあ。

どうだい、みんな知らないだろ。

知らないといえば、恥ずかしながら不肖佐助堂、ほんとに知らなくて大体秋分の日のあたりが中秋の名月なんだろう、と認識していた。

なのでそろそろかなあ、と思い出してこないだ久しぶりにクリアになった空を見まわしていたら、三日月が西の空をおちようとしていた。

妙に存在感のある三日月だったからあわててカメラを持ち出して………。

ネットで調べたら、今年の中秋の名月は十月一日とな。


満を持して(……でもないか)台風警戒中ナウ。


2020/09/21

「おおぃ、かえってきてくれよぉ、なつぅ……!ウウッ(泣 」

未練がましくてすいません − 2020. 夏のおわりに −

≪きょうのnews≫
富士吉田市が富士山の「初雪化粧宣言」
去年より32日早い
気象庁の「初冠雪」発表はまだ

2020/09/15

コロナスタイル

なんだかかた焼きそばとギョーザが食いたくなってはぶかに向かったのだがガックリの定休日。
ここはいわゆる町中華で、格別にうまいというわけではないがときおり無性に食いたくなる。
ならばと小町大路をママチャリで抜けて不動茶屋の和風ラーメンを食いに向かった。

とちゅう、鶴岡八幡宮の例大祭やいかに、とのぞいてみたのだが、こんなときだから見物客もまばら。
参道もいつに変わらぬ人の流れで、祭をやってるのかどうかわからないくらいに静かだった。
神幸祭というのは白装束を身にまとった氏子たちが総出で、祭神が還っている三基の神輿をかついで二ノ鳥居をぐるっと回って帰ってくるのが常なのだが、ことしはくるまに鎮座してしずしずと巡行していた。
珍しい情景ではあるんだがちょっとさみしい。
当節どこも祭りは中止になっちゃってるから、それでも気を持ちなおしてつかの間祭の気分を味わった。

でもなあ、最終日に祭を〆る流鏑馬までが中止になってしまったのはかなりさみしい。

2020/09/11

癒やされた……………………


MacBook のチューニングに客人わんこといっしょに来佐助堂。 
ヲイこら、そんな目で「あそんでちょーだい」とみつめられたらMacのチューニングどころじゃないだろ。
夜食に客人差し入れの奈良の焼きさんま鮨を食った。うまし!


2020/09/08

富士山、笠をかぶる

ママチャリをギーコギーコと唸らせながら稲村ヶ崎。

日が落ちる寸前にすがたを現したご本尊、なんと笠をかぶっていて
またもやきわどいところで「ダイヤモンド富士」未完!


2020/09/03

光、降り注ぐ

名島の鳥居、裕次郎灯台、江の島。

………と雲に隠れちゃった富士山。

光と雲に翻弄されて真名瀬海岸。


photostream :

真名瀬海岸から

https://www.amazon.co.jp/photos/share/gQAp984g8NOnMN7frptGgk1a8x7IEw8kiawYEyx9pjT

2020/08/25

江の島スポットライト

「暑をもって暑を制すゾー!」とテキトーに気合いを入れたのはいいんだがなかなかなあ……。
でも朝晩はいくぶん過ごしやすくなってきた。

きのう江の島で───。
べんてん丸が稚児ヶ淵へ向かっていた。

2020/08/16

月と明星

うっすらと雲のヴェールにおおわれて三日月と明けの明星が浄明寺あたりの稜線からのぼってゆく。

それにしても………あっぱれな暑さ!

2020/08/13

天の川とペルセウス座流星群

おとといのことだが、星にあれこれお願いする前に、稲村ヶ崎のそばから天の川をねらってみた。
わかりにくいけれども、左サイド縦に伸びている白い雲みたいなのが天の川。
人工衛星、左下にヘリの航跡、正体不明の赤い光。
水平線上でひときわ明るいのは熱海?

ここしばらくニュースであおっていたから気にしていたのだが、ペルセウス座流星群が12日深夜に極大になるということで寝る前に二階から100枚ほどシャッターを切った。
朝起きてチェックしてみたら、またもや写っていたのは人工衛星一個、見事に撃沈!だった。

つらつら思ったことは日本の空にはなんと人工衛星が多いことか!と。
山の向こうが明るいのは大船のあかり。

2020/08/12

星に願いを 

きのう、久しぶりにクリアな夜空だったから海に出た。
流れ星とか天の川とかが見えるかな、と。

強風にあおられながらしばらくシャッター押していたのだが、いまいち。
あ、流れ星にみえるのは星ではなくて人工衛星かもしれない。

いつのまにか「星に願いを」というスタンダードナンバーの最後のパートだけリフレインのようにくりかえしていたのにふと気がついて、わがことながら笑ってしまった。

「When you wish upon a star
 Your dream comes true」

矢沢永ちゃんの名調子を YouTube で
https://www.youtube.com/watch?v=Crg87dMIOp0&list=RDCrg87dMIOp0&start_radio=1&t=0

2020/08/10

しまんろくせんにち

早朝五時に起きて長谷寺へお参りに行ってきた。

鎌倉では、きょう八月十日は「四万六千日大功徳日」といって、観音さまの縁日。

なのできょう観音さまにお詣りすると、四万六千日間お参りしたのと同じご利益があるそうで、ザッと計算してみたらおよそ126年!

亡き母のつながりでとりわけ観音さまにご縁を感じているだけという、きわめてグータラなエセ仏教徒であるところの不肖佐助堂にしてみればサイコーに効率的な一日といえましょう。

ほんとは杉本寺、安養院、長谷寺の観音堂を真夜中から早朝にかけてめぐり巡ってお参りするらしいのだがグータラには到底無理。とりあえず長谷寺の十一面観音。

読経が流れる長谷寺の観音堂に入るときに、坊さまから「お御影」というありがたいお札を手渡された。いただいたのはいいのだがこれはどうすればいいんだろう。わからないからとりあえず仏壇に供えておいた。

帰宅して当然二度寝。昼近くなってかまびすしいセミの声に起こされた。

photostream :
四万六千日 長谷寺

https://www.amazon.co.jp/photos/share/yWZzIATGE4CC5f4S6PcZR3RsjGS0CvO4vpsY7nmHktP