明け方にすこし雨がパラついたらしいのだが、きのうとはうってかわってしっとりとしてカラッな朝だった。
ガラス戸を開け放って寝ぼけまなこでコーヒー飲みながらふと横に目をやったら、久しぶり、ガラスの上をノロノロとかたつむり。
一気に目が覚めて大慌てでコンデジを手にして、あじさいの葉っぱをそえてワンショット。
シチュエーションを変えてもう少し撮ろうかと思いながら、ほんの3分ほど目を離したらとんずらを決めこんだかたつむり、もう姿かたちもなかった。
悠々と這いずり回っていたんだが油断も隙もない。なんと逃げ足の速いことか!
庭におりたついでにあじさいチェック。街のあちこちではだいぶ色づいてきてはいるのだがうちのお多福あじさいはまだまだ。
ついでにしっとりと濡れているトキワツユクサをば………。
夕方になってあれこれと写真いじってたらニセコ在のマキ(仮名)からメールあり。
先日地元産の米と山わさびを送ってきてくれてたのだが、この米袋、マキ(仮名)が農家のために書きあげたデザイン文字だった、と。
おそるべしマキ(仮名)!
なのであわてて袋がシワだらけになる前にわんしょっと。
送ってくれた「ゆめぴりか」、北海道産とあなどるなかれ、コシヒカリに遜色がないほどにふっくらと炊き上がる。
山わさびをすって醤油を垂らしてアツアツの飯といっしょに口にしたとき、ツーンとくるあの刺激に、かつて毎年春先にニセコに入って撮影していたあの日々を思い出した。