さがしものがあって本棚をがさごそやってたら、思いもかけないものが出てきた。
これもずいぶん探し続けてはいたのだがずっと行方不明だった。
11年前、2009年のキッツビュール、ハーネンカムレースのプログラム。
きっと前の年のハーネンカムレースで撮られたショットだろう。
右脇にネット、後ろに電柱、さらに後方には森が見えるから、有名なハウスベルクカンテというジャンプに入る前の高速ターンを撮っていたときのシーンだろう。
もちろん自分が写真を撮られていることなんぞつゆほどにも知らない。
p.ヒンターゼアの若おかみ、カースティンに言われて初めて知ったくらいだった。
調べてみたら2008年の1月18日におこなわれたキッツビュールWC、ハーネンカムレースのスーパー大回転。晴れたり曇ったり、時折ガスが流れるいやな天候で、H・マイアーやB・ミラーといったこわもての猛者たちを向こうにまわして勝ったのはリヒテンシュタインのマルコ・ビューヒェルという老練。このときなんと36歳で、当時のWC史上最高齢の優勝だったと。
(後にスイスのD・クーシュが37歳で優勝して更新してしまったのだが……)
……とドタバタしてる間にけっきょく肝心の捜し物は見つからなかった。
また後日だなあ。