2020/10/16

混沌のホワイトサーカス2021

アルペンスキー史上最も伝統と格式を誇るスイスのベルナーオーヴァーラント地方の名勝、ウェンゲンで来年の一月に開催されるラウバーホルンレース、組織委員会からけさメールがあった。

やはり、というか新シーズンのWC開催めぐって大混乱……。

<以下ヴェンゲン組織委からのメール抜粋>
「スイスで開催されるアルペンスキーWCは原則観客なしで開催」
スイススキー連盟、スイスWC各会場の組織委員会はFIS国際スキー連盟と協議を続けてきたが、スイスで開催される来シーズンのアルペンスキーWCは原則として観客なしで開催することを決定した。
サンモリッツ、アーデルボーデン、ヴェンゲン、クランモンタナ、レンツェルハイドで開催されるアルペンスキーWC、それにエンゲルベルクで開催されるジャンプWCも含めてすべて無観客。表彰式もなし。
フィニッシュエリアのグランドスタンドは設置されず、会場周辺の交流サイトも廃止。
<以上>
……さみしいネ。

とはいえ、レースの会場は広大なアルプス山中にあるスキー場。まさかスキー場を完全にクローズして、というわけにはいかないだろうから遠目に観戦することはできるかもしれない。

隣のオーストリアはといえば、あすとあさってソールデン(ゼルデン)のレッテンバッハ氷河で男女WCの開幕戦、大回転が開催されるのだが、とりあえず無観客。
クラシックレースが開催される一月のスケジュールに関してはこれから決定されるようだ。

キッツビュールで開催される伝統のハーネンカムレース、例年隣のザルツブルクに本社をおくRed-Bullから莫大な運営予算をもらってきたからかなり影響が大きいだろう。