不肖佐助堂、フラッとうちを飛びだして森林浴に行ってきた。
テキトー山歩き(……山というほどでもないが)も久しぶり。
ゼイゼイいいながら銭洗弁財天。社務所も売店も閉鎖中とあって境内には人っ子ひとりみあたらず、奥宮でのんびりと、だが念には念を入れて銭を洗ってお参りした。こんなにのんびりと人目を気にせずに参拝できたのは、ホント、初めてのことだったかもしれない。
胸突き八丁の急坂をさらにヲタヲタと登りきって葛原岡神社にお参りした。参道のあじさいがぽつりぽつりと色づいていて、もうそんな季節になったのか、と今さらながら驚いてしまった。横の小径をしばらく歩いて台峯緑地へ入り、爽快な緑の中で手足を伸ばして気持ちの良いマイナスイオンを思いっきり浴びた。
きょうはコースからちょっと外れてさらに鬱蒼とした森の中にある谷戸の池へ向かった。草むらに腰をおろし、ウグイスの鳴き声に耳を傾けていたら池のなかでも大きなガマガエルが手足を思いっきり伸ばして、立ち泳ぎの姿勢でプカーリと浮かんでいた。しばらくの間にらめっこをしていたのだが、やおらガマガエルは身を翻して池の中に潜り、どこかへ行ってしまった。
つかの間休んだ後、さらにテキトーに山道を歩きまわっていたら漫画の「美味しんぼ」にでてくる海原雄山のモデルと言われている北大路魯山人の旧居星岡窯のあたりに出てきた。今は住む人とてなく、荒れ放題になっているのだが、魯山人はここでも窯で食器など焼いていたそうだからその辺を掘ればけっこう貴重な食器のかけらなんかが出てくるかもしれないなあ、とふと考えた。いずれ実証してみようかと。
そのまま鎌倉中央公園にまわってベンチに寝転がってしばらく昼寝を決めこんだ。仰向けになって空を見上げたら桜の木に小粒なサクランボがたわわに実っていた。
三過疎な一日だったなあ。
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200525 森林浴
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