2020/05/15

江ノ電カラーの海 5/17追記あり

はなしには聞いていたのだが、ここ2、3日鎌倉の海が緑色になっている、と。
ホントだった……………。
人っ子ひとりいない七里ヶ浜の海は一面緑色に染まっていた。
はるか水平線には紺色のストライプがくっきりと。

きょうも乗客がまばらな江ノ電でちょっとした遠出。
ガタンゴトン、ガタンゴトンと木の床に響く心地よい揺れに身をまかせて、いってきた。

5/17<追記>
横浜国立大学臨海環境センター5/16のFBから
(前略) 昨日急遽、調査のために船を出しました。なぜ、急遽船を出したかというと、相模湾沿岸にお住まいの方は気づいているかもしれませんが、ここ最近、湾内の海の色が白っぽくなっていることが判ったためです。昨日の調査で確認できたのですが、これは「赤潮」ならぬ「白潮」と呼ばれる現象です。白潮も植物プランクトンの大増殖の結果であり、「円石藻」という藻類が原因です。「円石藻」をgoogleで画像検索すると、不思議な形の殻(円石)を持つ藻類であることが判ると思いますが、この殻が炭酸カルシウム(いわゆる石灰)でできているため、大増殖すると海が白っぽくなります。東京湾では、1995年に一度、「白潮」が報告されているようですが、相模湾では、もしかしたら初めての記録かもしれません。
(中略) 昨日は、沖に出ると一面エメラルドグリーンの海でした。南国の海のようですが、透明度はどの測点でも4mほどしか無く、どちらかというと抹茶ミルクでしょうか? (中略) 透明度、海洋環境(CTD+Chl)の鉛直プロファイル、表層と5mの採水、ネット試料などを採取しました。
帰港後、生サンプルを観察しましたが、小さい白い粒(10μm以下)が沢山入っていてました。(中略) 種までの同定は厳しいのですが、殻の表面に円石らしき構造が認められました。(後略)

………そうだったのか!