2016/01/20

番外 キッツビューエル偉人伝 ー2ー

昨年、プレスセンターの近くに「Legenden Park」というちょっとした公園が公開されていたのは知っていた。
キッツビューエル出身の偉人たちを偲ぶメモリアルパークです。
すぐ近くにあるだけになかなかタイミングも合わず、とうとう新しいハーネンカムウィークを迎えてしまった。
……というわけでトレーニングランがキャンセルされた今日、レジェンデンパークをテキトー散歩。
1956年、猪谷千春が回転で銀メダルを獲得したコルティナダムペッツォ冬季オリンピックで滑降、大回転、回転、すべてのアルペン種目で三冠王となったトニー・ザイラーが引退後、1958年に主演して世界中に公開された「黒い稲妻」(Der Schwarze Blitz)のモニュメントを囲むようにしてもみの木の垣根の中に、トニー・ザイラー、ヘルベルト・フーバー、クリスチァン・プラウダ、クリストゥル・ハースら物故したキッツビューエルの偉人たちのパネルが、
冬季オリンピックや世界選手権で獲得したメダルのレプリカと共に並んでいます。
ザイラー(1935 - 2009)は1956年コルティナダムペッツォ冬季オリンピックで滑降、大回転、回転で三冠王となった。
フーバー(1944 - 1970)は1968年グルノーブル冬季オリンピック回転で銀メダルを獲得した。
プラウダ(1927 - 1994)は1952年オスロ冬季オリンピック大回転で銀、滑降で銅メダルを獲得した。
唯一の女性レーサー、ハース(1943 - 2001)は1968年グルノーブル冬季オリンピック滑降で銅メダルを獲得した。

もちろんキッツビューエルには、まだまだ元気なレジェンドたちがたくさんいます。
いまでも毎日家の前の雪かきを欠かさないエルンスト御大は
1960年スクォーヴァレイ冬季オリンピックで大回転銅、回転金メダル獲得しているし、
アンドレアス・モルテラーはコルティナダムペッツォ冬季オリンピック滑降で銅、大回転で銀メダルを獲得した。
エルンストの息子、ハンスとて映画俳優、歌手、タレントなどをこなしオーストリア屈指のエンタテイナーとして大活躍してはいるけれど、1975年苗場で開催されたワールドカップ回転や1977年富良野の大回転で優勝しているし、
1974年サンモリッツ世界選手権大回転では銀メダルをも獲得している。

2016/01/19

ハーネンカムレース 滑降Tr.1

朝、目映いばかりに陽が照っているハウスベルクカンテ、絨毯を敷きつめたように整備され、
レースにゴーサインが出ました。
初日の今日は第一回目のトレーニングラン。コースチェックを兼ねたトレーニングランとはいえ、今季絶好調三人衆、
アドリアン・トウ、ハンネス・ライヒェルト、アクセルルンド・スヴィンダルがTOP3そろい踏みです。

シュトライフ!滑降を制すること5度、キッツビューエルのレジェンドとなったスイス人、ディディエ・キューシュもVIPスタンドで、スタート直後に待ち構える「ネズミ捕り」の異名をとるマウスファーレの大ジャンプをチェック。
KJUSの赤いダウンジャケットがとてもよく似合う。

2016/01/18

フラッハウからキッツビューエルへ

暖かかったフラッハウ女子3戦。降りしきる雪は、ある意味全く別のドラマを演出したのかもしれない。
チェコやスロヴァキア、スロヴェニアといったスキー新興国が表彰台を席巻して、本命の強豪たちがすっかり脇役にまわってしまったレースだった。
ともかく雪不足でオペレーションBという史上初のミッションを完遂させたウェンゲンで
そしてここフラッハウで、雪の日曜日は終わった。

一夜明け、快晴の青空が広がるヨーロッパに待望久しい寒波が戻って来た模様です。
アパートを出るときの外気は気温マイナス10度超。暖冬になれきったからだが悲鳴を上げるほどの冷気だった。フラッハウからザルツブルクを経由していよいよキッツビューエル、76回目を数えるハーネンカムレースに乗り込みです。
「シュトライフ!」と強面のレーサーたちに怖れられるハーネンカムコース、難所中の難所ハウスベルクカンテにもここ数日の湿った雪でどうやら雪が張り付いているよう。
明日19日から、ウェンゲンのラウバーホルンレースと双璧をなすハーネンカムレースの幕が切って落とされます。

2016/01/16

フラッハウ

雪のないヨーロッパ。ワールドカップコースのセットアップにはどこも右往左往です。
スイスの名勝ウェンゲンで開催されている男子レースも雪不足でスラロームコースは緑なす草原にうっすらと雪に覆われた程度。それでも伝統のレースを途切れさすにはいかない、と組織委員会は急遽複合回転コースを滑降コース上にセットアップ。第二次大戦中も絶やすこと無く続けられた伝統のラウバーホルンレース史上初の出来事だった。
女子のレースとて例外ではない。ドイツのオフターシュヴァンクで開催される予定だったレースも急遽ここフラッハウに変更された。おかげでフラッハウに一週間い続けです。

女子回転レースが二戦終わって、なんと二戦とも優勝したのはスロヴァキアのヴェロニカ・ヴェレズ-ズズロヴァという寿限無みたいな長い名前の選手。調べてみるとヨーロッパではほとんどの国がどうやら結婚しても姓が選べるらしい。ヴェロニカの場合は結婚した相手の姓と自分の姓を合体させたということですね。昨年結婚したアルペンスキーのトップレーサー、ベンジャミン・ライヒと結婚したマルリイズ・シルトの場合は夫の姓を選び、マルリイズ・ライヒとなった。

ま、それはともかく大番狂わせのヴェロニカ、第一戦目の回転レースのコースをセットしたのがたまたま旦那様のロマイン・ヴェレズだった。フランススキーチームのコーチです。だからといってヴェロニカに有利に働いたというわけではない。が、日頃共にトレーニングを重ねていたパートナーの存在は、少なくともヴェロニカにとって心強いアドバンテージとなったことだろうと思います。

朝は気持ちのよい青空が広がるフラッハウなのだが、レースが始まる頃には必ず雪降りというパターン。
連日雪に覆われての撮影です。

2016/01/12

オーストリアから

新年早々にアルプス山中をかけめぐっています。
今シーズンは伝統のラウバーホルンレースをスキップ、美女たちのお尻に魅せられたわけではないが女子レース参戦。
どしゃ降りの雨の中ミュンヘンからザルツブルクの近く、フラッハウに入りました。
雪が心配だったのだがフラッハウはやはりアルプス、雪もまあ潤沢にあってこれならレースキャンセルの心配もない。
今日はこれから女子回転のナイトレース。今のところ天候は曇り空。

昼近くにプレスセンターに向かう途中、イベント広場ではモトクロスのデモンストレーション。
なのでカメラのコンディションチェックです。

2015/12/31

いざ……!

早朝、古いお札を収め、また新たなお札を頂戴した。




よいお年をお迎えください。


2015/12/28

さらばカマキン

カマキンというのは通り名。鎌倉近代美術館のこと。
正式には神奈川県立近代美術館 鎌倉というらしい。
ともかくそのカマキン、1月いっぱいで65年にわたる歴史に幕を閉じることとなった。
さして美術に興味があるわけではないが、きわめてときおり、ね。
美術館は鶴岡八幡宮の三の鳥居をくぐってすぐ左手、平家池に面していて
八幡さまには似つかわしくない白いモダンな建物。
設計した坂倉準三は東京、青山にある岡本太郎邸をも設計した人。
かつて岡本太郎を取材したときのことを思い出す。
緑に囲まれた岡本邸で、編集長のインタビューを終え、さて、撮影をというときになると、こちらのリクエストをいう間もあらばこそ、突然あのあまりにも有名な「芸術は爆発だ!」のポーズをとって撮影をうながされたのだった。
もちろんいろいろなシチュエーションでも撮影したのだけれど、結局メインで使用したのはあの「芸術は爆発だ!」。

岡本太郎とはその後、1964年の東京オリンピックのエンブレムやポスターを制作した亀倉雄策さんらと安比高原で早朝からスキーを楽しんでいるときに度々お見受けした。

2015/12/25

ヒルシャー危機一髪

この22日にイタリアのマドンナディカムピリオで開催されたナイトレース、男子回転。
もうニュースでこれでもか、とオンエアされているからご存知の読者も多いでしょう。
アルペンスキーワールドカップで総合タイトル五連覇をねらっているマルセル・ヒルシャーにとって
あわや!というアクシデントだった。
が、本人は後ろの方でコース係員がスコップでなにかやったのかと思っていたそうで何事もなく完走、2位に入った。
Eurosport
このドローン、市販されているおもちゃみたいなヤツとはちょいと違う。
TVのライブ中継用だからなかなかの重装備です。
ワールドカップサーキットに登場したのは4年ほど前から。

写真はウェンゲンでのワンショット。いきなりファインダーにとびこんできたから思わずシャッターを切っちゃった。
フォトグラファーにとっても大迷惑なドローンです。

2015/12/24

梅と桜と紅葉狩り


ようやく静けさを取り戻した報国寺。心ゆくまで散策を楽しめた。
紅葉狩りと冬桜。

帰り道に立ち寄った荏柄天神社ではもう紅梅が花を咲かせていて
神職を小一時間ほど問いつめたところ「2月頃が見頃なんですがねえ。ひと月ほど早いです。」と。

さらに佐助への帰り道。
川喜多映画記念館の並びにある不動茶屋にある岩窟不動尊をのぞいてみると、不動尊の横に重軽石というのがあって「ひざまずいて願い事をしてこの軽石を持ち上げると叶います…」と書いてあったから「世界の平和を祈ります」と願い事をして軽石を持ち上げようとしたら重くて持ち上がらない。ムッとして説明の続きをよく読んだら「願い事が大きすぎると持ち上がりません。身の丈に合った願い事を…」という意味合いのことを書いてあった。
ウーン、世界の平和、やはり大きすぎたか…。

2015/12/16

しばし幽玄の世界に浸る - 鶴岡八幡宮 御鎮座記念祭 -

四方のかがり火の中で、秘中の秘、御神楽神事。
厳かに宮入曲が唱和されてしずしずと4人の巫女が宮人の舞。
そして、宮中武官の装束を身にまとった神職が奉納する人長の舞。

2015/12/12

Autumn leaves − 覚園寺 −

今年の秋はなんだか緑も鮮やかに映えている。

2015/12/11

嵐のあと − 佐助稲荷神社 −

落ち葉のじゅうたんになっていれば、と佐助稲荷。
が、思ったほどではなかった。
おきつねさんも、はや冬支度、か。
ふと空を見上げれば真っ赤っか。

2015/12/10

富士山ミステリー

先月末に撮った富士山、七合目あたりにくっきりと横線があった。
撮ったときから気にはなっていたのだけれど、諸説ぷんぷん、いまだ原因不明らしい。
11/27 06:30頃

2015/11/30

ナイトフォール

ようやく冬らしくなってきました。

三角の灯りは江の島の、ブルーの灯りは長谷寺の、
年末恒例のライトアップが始まったようです。

2015/11/21

2015/11/15

祇園さん

どしゃ降りにやられた週末の京都、八坂神社ではちょうど玉光稲荷社秋季祭。
武家が造りあげた鎌倉とはひと味も二味も異なった雅やかな風情にみちみちている。





2015/11/07

鎌倉トレイル -まんだら堂やぐら群から衣張山-

ハアハアゼーゼーと4時間、6kmほどの鎌倉トレイルであります。

安国論寺の近くからアタック開始。
名越切通(なごえきりどおし)、まんだら堂やぐら群、謎の大切岸(おおきりぎし)を経て
標高121mの衣張山(きぬばりやま)へ。
そして山頂を後に鬱蒼とした平成巡礼道を下るコース。

山道を下り杉本寺参道のあたりに出たところでちからつきて路線バスで帰宅の途。
ナサケナイ…
名越切通
まんだら堂やぐら群


大切岸

衣張山山頂から
稲村の右手に江の島が霞んで見える


平成巡礼道