やはり、といおうか、夕方FISからメールが入った。現地時間の朝10時前の発信。
スロヴェニアのクラニスカゴーラで開催予定の男子最終戦としてセットアップされた2レースはあっさりとキャンセルされた。
結局男子サーキットも先週土曜日にノルウェイのクヴィートフィエルでおこなわれた滑降レースが終わった時点でジ・エンド。
思わぬ総合優勝が転がり込んで呵々大笑したのはノルウェイの中堅どころ、アレクサンダーオーモット・キルデだった。
2位フランス、アレクシイ・パンチュロウ、3位ノルウェイ、ヘンリック・クリストファション。
2位も3位もクラニスカゴーラの2レースで十分すぎるほどに逆転優勝の可能性があったわけで、あまりにもあっけない、残酷な幕切れだった。
2020/03/12
続 混沌の白いサーカス
白いサーカス、アルペンスキーWCサーキットは北イタリアのコルティナダムペッツォの最終戦キャンセルをうけて、女子はスウェーデンのオーレ、男子はスロヴェニアのクラニスカゴーラのレースをもってシーズンの締めくくりとなるはずだった。ところがその女子のレースもスウェーデン政府とオーレの保健当局の勧告によってキャンセルする、と昨夜FISからメールがあった。
なんといったらいいのだろう………。
結局女子サーキットは二週間ほど前にモンブラン(イタリアではモンテビアンコという)の近くにあるイタリアのラ・トゥイールでおこなわれたスーパー大回転のレースが事実上の最終戦となってしまい、そのレースで優勝し、女子総合ランクのトップに躍り出たイタリアのフェデリカ・ブリニオーネが夢を叶えることとなった。1980年代に活躍したトップスラローマー、マリアローザ・クアリオの愛娘だ。
残る男子サーキットは今週末。
無観客で開催されることは決定しているのだが、果たして………?!
2020/03/10
混沌の白いサーカス
3月5日、三年連続して総合優勝を果たしているミカエラ・シフリンがWCレースに復帰するためにスウェーデンのオーレに向かうことを決意した。。シフリンは、2月2日に急死した父親、ジェフ・シフリンの死を悲しみ、1ヶ月以上WCレースをキャンセルしてコロラド州の自宅に帰っていた。ツアーから離れてはいたけれど、自宅近くのヴェイルやアスペンでトレーニングだけは続けていたようだ。
3月6日、FIS(国際スキー連盟)は北イタリアにある名勝コルティナダムペッツォでのWCファイナルはコロナウイルスが急速にまん延しているためにキャンセルすると発表した。
総合優勝と種目別タイトルは、今週末の14、15日に行われるオーレ(SWE)の女子レースとクラニスカゴーラ(SLO)の男子レース後に決定されることになった。
3月8日、イタリア政府がコロナウイルス感染者の多い北イタリアの地域間の移動を原則として禁止し、事実上北イタリアを封鎖した。対象地域にはミラノやヴェネツィア、コルティナダムペッツォ、それにスキーブーツの一大生産地モンテベルーナの村などが含まれていた。
そしてきょう3月10日になって、事実上の男子レース最終戦となってしまったクラニスカゴーラでのレースは無観客で開催されるとFISからメールがあった。これはすべてのスポーツイベントは観客の立ち会いなしで行われなければならない、というスロベニア共和国公衆衛生省の決定のようだ。
白いサーカスが揺れている。
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