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2019/08/15

にわか鎌倉ガイド、ツバキ文具店を案内す

 すっかりにわか鎌倉ガイドになっちゃった不肖佐助庵、きょうは客人たちのご要望で小川糸さんの「ツバキ文具店」でポッポちゃんがふれあった大町周辺をテキトーガイド。
駅を出てすぐのおんめさまこと「大巧寺」を通りぬけて、小町大路を「本覚寺」へ向かい、「夷堂橋」脇にある「魚七商店」の前を左に折れて「妙本寺」に入った。

総門をすぎたあたりで何やらかわいい声が森に響くなあと思ったら先生に連れられた保育園の子共たち。あちこちからセミの抜け殻を集めて大騒ぎしていた。おじじも高いところにあった抜け殻をひとつとってあげたらワーイと大喜びしてくれた。

駅前は結構な人出だったのに、きょうの妙本寺境内は閑散としていてのんびりとお参りできた。
総門横の小径を進んで「常栄寺」。日蓮聖人ゆかりのぼたもち寺ともいう。人っ子ひとりいない境内に裏山で鳴くセミの声がかしましかった。
すぐ隣の「八雲神社」で厄除け開運を祈願して、並びの「大町会館」。たしかポッポちゃんのツバキ文具店はこの辺りにあったはず。NHKのドラマではなぜか「太」町会館という設定になっていてちょっと笑ったことがあった。

きょうの〆はポッポちゃんではなくて、不肖佐助庵こだわりの「はぶか」。客人は中華そばとギョーザ、もうひとりの客人はもやしそば。ふたりともちょっと薄味のスープに舌鼓をうってくれた。不肖佐助庵はもちろんいつものヤツ、キクラゲとシイタケ抜きのかた焼きそばとギョーザを食った。

photostream :
https://www.amazon.co.jp/photos/share/h68DUXKyXABWF7PlzxIeGc5Ey3rN66GsznvhMaogsAU

2019/04/05

桜、海棠、源平垂れ桃

このところ続いた冬の寒さですっかり風邪をひいてしまった。
しばらく寝込んでいたらだいぶよくなってきたが、まだ喉がガラガラする。
陽気も戻ってきたみたいだし、トレーニングがてらあちこち歩き回った。

しばらくみないうちにソメイヨシノがようやく満開になったみたい………なのだが今年のソメイヨシノ、爛漫の、というよりは楚々とした装い。
去年の秋に通り過ぎた台風24号の影響で鎌倉を襲った塩害のせいかどうかはわからないが、満開になる前からすでに葉桜模様。ことしの鎌倉の桜には「パッと咲き、パッと散る」ほどの勢いもない。

妙本寺の海棠。
小林秀雄の自著によれば、一人の女性をめぐって絶交状態にあった中原中也とこの樹の下で手打ちをした、という因縁の海棠だ。
桜の花にも増して濃い桃色の花が、何人もの男を翻弄するかのようにあでやかに咲き誇っていた。
長勝寺で四天王と一緒に、ちょっとさみしい満開の桜を眺め、安国論寺ではお御堂の畳の張り替えにせわしない職人さんの他には誰もいない境内で、紅白咲き分けの源平枝垂れ桃を堪能した。山門の横にはシャクナゲの花がひときわ燃えるように松葉ヶ谷の森を彩っていた。
 帰りがてら通りすがった段葛のソメイヨシノもどうやら満開になったようなのだが、春爛漫の勢いもなく、それでも大勢の善男善女が桜の木の下を続く参道を行き交っていた。